国連でテクノロジーをどう活用するか Vol.2「SNS連携」

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※タイの南部を中心に爆弾事件が相次いでいます。タイ在住の方はお気をつけください。(2017年1月7日現在はそのような報道はありません)

在タイ日本国大使館ウェブサイト

国連ではこんなことをしたらいいんじゃないの?を考える投稿です。

 

SNS連携を是非国連の各サイトで

昨今のアプリやウェブサービスはどこもSNS連携が当たり前になってきました。SNS連携をすることでユーザーのユーザー登録の手間を省くと同時にFacebookやTwitterなどのSNSへの投稿をしやすくします。各SNSの拡散力からより多くの人への情報のリーチにつながります。お役所仕事の国連でもSNS連携を真剣に考えるべきでしょう。SNS連携をしているところもあるでしょうが、見ている限りほんの一部です。是非、国連のサイトでもSNSとの連携を考えてもらいたいなと思います。

 

特に連携が重要だと思うサービス:採用サイト

採用ポータルサイト

国連では各分野のスペシャリストを雇い国連の力を高めようとしています。そして、適性をしっかりと見極めるための国連の方法論がありますが、多くのリクルートサイトはSNS連携がされていないのが目立ちます。特にLinkedInなどのリクルートに特化したでさえもです。LinkedInのAPIを使って情報連携をすることによって、より的確な人材が見つかる可能性が高まります。スカウトなどはできないでしょうが、より多くの人に職を知ってもらえるよう働きかけはできるでしょう。

迅速な雇用ができない?

これは本件とは直接的な関係はありませんが、下記のサイトでAnthony Banburyという元国連事務総長補佐がThe New York Timesで指摘していますが、国連の採用システムが迅速な人材採用を達成できていないことを指摘しています。

The first major problem is a sclerotic personnel system. The United Nations needs to be able to attract and quickly deploy the world’s best talent. And yet, it takes on average 213 days to recruit someone. In January, to the horror of many, the Department of Management imposed a new recruitment system that is likely to increase the delay to over a year.

また、この記事はエボラ熱の時の対応に関して書いてありますが、国連内での話を聞くと、その時に必要なスペシャリストを見つけるのに苦労をしている部署もあると聞きます。ソーシャル連携をすることによって、スペシャリストを見つけるための労力を抑えることが期待されます。(例えばGender AnalystとLinkedInで検索するとたくさんヒットします。)結果的に競争力の低下を抑えることができ、よりニュートラルな視点を持った人が集まりやすくなるのではないでしょうか。

連携の種類

連携と言っても様々な機能があります。

1、シェアボタンの追加

その記事を特定のSNSでシェアするボタンでもしレスポンスしたい時にすぐにできるように。これは各ページに簡単なコードを埋め込むだけでできるので、各ページを動的に管理していればすぐに可能です。

2、ソーシャルログイン連携

ユーザー登録が必要な場合には、ソーシャルログインで登録関連を簡単にします。例えば、LinkedInでは下記のような情報の取得が可能です。

Basic Profile Fields | LinkedIn Developer Network

3、OGPタグの追加

対象のサイトに自動的にOGPタグを入れることによって、下記のようにFacebook等のSNSにそのリンク先の内容を知らせることができます。こちらも動的にページを管理しているのであれば、テンプレートとなるページにタグを埋め込むことで可能です。

Facebook OGP

4、API連携

システムの裏側をつなぎ、情報の取得に使います。外部のデータと連携することによって、より多く判断材料を獲得します。また、実際に国連採用サイトにおいてもAPIを作り、外部のリクルーティング会社のプラットフォームに載せられるようにするなどアクセスを簡単にできるといいのではないかと思います。

 

UNでソーシャル連携を有効に使っているサイト

例えば、メディア系の国連サイトではシェア系へのGOPタグの埋め込みなど有効に使っています。例えば、下記の映像をシェアするとFacebook上では動画がそのまま埋め込まれ、ページ遷移しなくても動画を見ることができます。

24 Hour Live and pre-recorded Programming

UN Web TV is available 24 hours a day with selected live programming of United Nations meetings and events as well as with pre-recorded video features and documentaries on various global issues.

United Nations Multimedia, Radio, Photo and Television

 

前回の投稿

前回の投稿はこちら

国連でテクノロジーをどう活用するか Vol.1「チャット」

国連にてどのようなテクノロジーを導入したらどのような効果が期待できるか書いていきます。今回はSlackやChatworkなどのチャットツールの導入について考えていきたいと思います。チャットツールで国連の効率性を高めることができるのではないかと期待します。

ご案内:UN Job Siteを開発しました。

国連のポストを簡単に探すことができるプラットフォームUN Job Siteを開発しました。国連で将来働きたい方や、現在働いていて今後自分の就職活動を少ない労力で行いたい方に向けて作っています。国連の採用基準やポリシーに合わせて現在も継続的に開発していますので、ちょくちょく覗いていただければと思います。また、ブログ記事にてその開発背景や今後の開発予定の機能等も載せていますので、合わせてご覧いただければ幸いです。

下記の画像をクリックしていただくことで、UN Job Siteに遷移します。


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東京都出身。劇団四季俳優、日本IT企業CTO(最高技術責任者)、国連防災世界会議ITコーディネーター、Fintech企業のKyash、国際連合アジア太平洋経済社会委員会を経て、現在国際連合プロジェクトサービス機関に勤める。国連ICT戦略推進、リージョナルセンター設立、コンプライアンス、セキュリティ強化など様々なプロジェクトを手がける。 各国連組織にある求人情報を一括取得し、自分で管理するお手伝いをするサービス、https://unjob.site を運用中。