ヤング・プロフェッショナル・プログラムを受けた日本人の記事をまとめてみた
今後、日本人でヤング・プロフェッショナル・プログラム(YPP)を受ける人は定期的に出てくると思います。そんな中、過去にYPPを受けたことのあるひとの情報は貴重な情報源だと思います。
少しでもどんな感じだったか知りたい方のために、情報を収集しました。実際に、私自身もいくつかの記事を受験前に読み、心の準備ができました。とてもありがたかったです。
私の体験記を含めた、日本人のYPP試験受験者の体験記の記事をまとめていますので、ぜひご参考ください。
2015年〜2017年MAGNETのYPPを受験した@wb_careerbankさん
最初に紹介したいのは、複数年YPPを受験されていらっしゃった@wb_careerbankさんの記事です。
特に2017年に受けた時の国連HRからエラー送信された合格通知…これは世界中のYPP受験者がびっくりしました。当時の受験時の様子が紹介されていますので、どんな雰囲気だったか知るのにはとてもと思います。
2017年POLNETのYPPを受けた@Hanna4257さん
YPPに対してどんな対策をしたのか詳細に書いてらっしゃる@Hanna4257さんの記事です。
書類選考に対してどのような準備をしたのか、当日の試験の所感等を詳しく書いてらっしゃいます。
個人的に下記の@Hanna4257さんの所感と同じことを思いました。(私はオンライン受験ではありませんでしたが…)
全体的にやっぱり、論理的思考力だったのではないか。
やはり、オンライン試験という事で知識ベースだと絶対ズルする人がいるので論理的思考力や構成力など、仕事として発揮できる実力が問われていた印象です。
なので、あの大量のリーディングリストを頑張って読んだら良い結果が残せるのかどうかは微妙なところ。基本的な国連の知識や国連の文章のスタイルには慣れると絶対に有利だとは思いますが、あそこまで読む必要あるのかな?と思いました。まあ、まだ受かってないので偉そうに言える立場でもないんですが。
個人的に、もう一回受けることになってもReading listは積極的に読むことはないな、と思いました。むしろ、読んでアウトプットする練習、読んで考えて意見交換したりする訓練の方がYPP対策になりそう。
https://hanna42-57.jimdo.com/2018/03/03/国連ヤングプロフェッショナルプログラム2017年受験録/ より抜粋
私の時の試験内容(MAGNET)は、正直そこまで難しいものではなく、勉強していれば当たり前のように(知識的には)分かる問題でした。ただ、サマリー問題や論述問題が多くを占めており、必然的にその人の論述力が問われます。論理組み立て能力やライティング能力が得点に多く関係すると思いました。
2017年MAGNET受験(筆者)
次に私の体験記です。「国連のYPP筆記試験を受けてきました(2017年度)」私はMAGNET(管理、マネジメント系のジョブネットワーク)の試験を受けました。詳しくはこの記事をご覧ください。
関連記事 >> 「国連のYPP筆記試験を受けてきました(2017年度)」
2013年受験
続いてはImai Hisakoさんの記事「YPP試験」。今はなき「国連の基礎知識」が含まれていた試験です。現在は、専門分野の試験に集中できますが、当時はとにかく国連の基礎知識(国連の歴史)を知っている必要がありました。
そのため、課題図書を丸暗記されていたそうです。当時の課題図書はBasic Facts About United Nationsですね。
この国連基礎知識に相当時間が取られる時期だったと思うので、さぞかし大変だったかと思います。
同じく2013年受験(Political Affairs?)
こちらはyoyoさんという方が書いた記事。主にどのような問題が出たのかを書いてあります。やはりImaiさんが述べているように国連の基礎知識の問題がずらっと出ています。午後5時半ごろから10時40分まで試験をされていたそうです。やはり長時間ですね。
2012年Information System & Technology受験
続いては2012年に情報技術分野で受験された方です。東京の国連大学にて受験をされたそうで、だいたい100名ほど(日本人対外国人の比率が6対4ほどだったのこと)。これからは全てのテストがオンラインになる可能性もありますが(少なくとも今年は全ての試験がオンライン)、それでも問題量にとにかく圧倒されたとのことです。
国連YPP試験を受験してきました。/ Whole story of United Nations Young Professional Programme exam 2012
2012年に受験
こちらのShivayuuさんは複数のエントリー記事を書いてらっしゃいます。一つ目の記事「2012年国連YPP筆記試験」記事では、ロンドンで受験した筆記試験の様子を書いてらっしゃいます。
二つ目の記事「UN YPP試験はやっぱり狭き門」では、受験者の通過者の数が書いてあります。この通過者の数を見るといかに狭き門かというのがわかります。
2012年度 YPP受験者総数 41,023人
募集分野は、計6種(Architecture, Economic Affairs, Information Systems and Technology,
Political Affairs, Radio Producer, Social Affairs)。
私は、Social Affairsで応募。
↓
各分野で国毎のTOP40人が書類選考通過、筆記試験へ
(もちろん応募者が少ない分野は40人未満)
↓
筆記試験の受験者数(計4,587人、応募者の11%)
Architecture: 459人
Economic Affairs: 651人
Information Systems and Technology: 610人
Political Affairs: 1529人
Radio Producer: 87人
Social Affairs: 1251人
↓
筆記試験通過、面接予定者(計180人、応募者の0.4%)
Architecture: 20人
Economic Affairs: 42人
Information Systems and Technology: 40人
Political Affairs: 30人
Radio Producer: 10人
Social Affairs: 38人
↓
採用予定者数(計98人、応募者の0.2%)
Architecture: 10人
Economic Affairs: 25人
Information Systems and Technology: 25人
Political Affairs: 15人
Radio Producer: 3人
Social Affairs: 20人
この年は6職種の募集があったのですね!最近はだんだんYPP合格者で溢れて来て、なかなかYPP合格者にポストが空かなくなってきているとのことで、受験科目が少なくなってきています。今年は3職種(Legal Affairs, Statistics, Social Affairs)です。
もしまだ載っていないYPP受験体験記がありましたら、おしらせください!
なるべくまとめていきたいと思いますので、こんな体験記ありましたよという方がいらっしゃいましたら教えていただければ幸いです。