国連のほぼ全組織を網羅した求人採用情報サイトを見つけたので使ってみた

国連組織をまたがった求人・採用情報を探すのは大変

国連関連の求人情報一覧を探すのに苦労するという声をよく聞きます。国連で働く人の間では誰もが知っていることですが、国連はいくつもの求人サイトがあります。国連といってもいくつもの組織がありますので、それぞれの組織が求人サイトを立ち上げているためです。（例えば、国連事務局系のHPはinspira.un.orgというページで募集していますが、UNDPはUNDPの求人サイト、UNICEFはUNICEFの求人サイトがあり、それぞれ散らばっています。）この国連組織で働きたいと、明確に目標のある人にとっては問題ありませんが、国連を全体としてみて求人情報を探したい人にとって見ると、これは不便です。

求人採用情報をまとめたシステムを作ろうと思ったけど・・・

僕もいちいち各求人サイトに行って確かめるのは面倒くさいので、求人情報をまとめるシステムを作ろうと計画していました（実は年末年始に作る予定でした）。ただやはりと言いますか、そういうシステムを既に作っている人がいるのですね。

求人採用情報をまとめ、且つ自分で管理できるUN Job Siteを開発しました

各求人サイトに行って確かめるのはかなり労力を要します。また、求人情報をまとめているサイトはあるのですが、個人的に使いづらく感じておりました。国連の人事の仕組みもだんだんわかってきたので、求人情報を取得するだけに留まらず、書類選考や面接対策等も網羅的に準備できるようにしたいと考えています。詳しくはこちらのブログ記事をご覧ください。

また、UN Job Siteをぜひとも使いたい方は下記の画像をクリックしてください。

サイトの使い方

ここからは、UN Job Listというサイトの使い方の紹介です。なお、このサイトは国連のオフィシャルなサイトではなく、一個人が作ったシステムです。

１、http://unjoblist.orgのサイトに行き、Search & Email Alertsというリンクをクリックします。

２、クリックしたら、①働きたい組織、②働きたい場所、③働きたい職業のレベル、④キーワード等を指定し検索ボタンを押します。（指定しないと全ての結果が返ってきます）また職業のレベルに関しては、下記の記事をご覧ください。

• Gスタッフに関する記事：国連職員の給料　一般職編
• Pスタッフ・Dスタッフに関する記事：国連職員の給料　専門職編

３、そうすると、最大１５０件の検索結果が返ってきます。また、常に多くの求人情報がありますので、１５０件を超えていたら別の条件で検索しましょう。

４、リンクをクリックすると詳細のページに行きますので、詳細をしっかりと読んだ上で応募しましょう。

書類を応募する際の注意点

書類選考の際、実はその募集内容で求められている言葉の表現に注意しなければなりません。書類選考はシステム側で自動的に弾くものと、人間の目を介してチェックするものがあります。あらかじめシステムで弾いても、人間の目を介してチェックする書類の数は大量にあります。求められている条件の表現に注意をして、なるべくその表現に近い（もしくは同じ）表現を書類に散りばめるようにしてください。例えば、シスコのネットワーク機器を指定されていた場合、ネットワークの経験だけ書くと書類選考で落とされる可能性があります。しっかりと「シスコ」のネットワーク機器の経験を書きましょう。なんとなくその書類選考者はわかってくれるだろうと期待を持ってはいけません。

このブログにも採用情報を載せました

このウェブサイトのいいところは、なるべく拡散させるように様々なWidgetも用意していることです。早速そのウィジェットを少し変更を加えて表示させました。このブログで表示しているのは、日本人の多くの人が初めて挑戦するであろうP1-P3の求人・採用情報です（コンサルタント・インターンを除く）。パソコンは左のに配置してありますし、モバイルの場合はページをぐーっとスクロールしていただくと見ることができます。

対応組織とその求人ページ

今の所確認している限り、UN Global Pulse以外は対応されているような気がします。

UN Job Listより抜粋

改めてみると本当にたくさんありますね・・・。