質問
回答
ご質問ありがとうございます。大学一年生のうちからヤング・プロフェッショナル・プログラム、通称YPP、に興味を持たれて素晴らしいと思います。質問にご回答致します。
この試験ですが、大学2年生の4〜6月に応募することは可能ですか。卒業する年に応募すると、筆記試験や面接などのため働き始めるのが次の年からとなるため時間のロスを防ぎたいと思うのですが。
結論から言いますと、できません。YPPは学士号を取得していることが必須です。私が以前「新卒的な」制度と書いたので、不要な誤解を招いてしまったかもしれません。
また、YPPは試験に合格 = すぐに国連職員として就職ではありません。
試験に合格すると、YPPロースターに登録されます。ロースターに登録されると、YPPポストが定期的に紹介されます。
その中からYPPポストに応募をし、コンピテンシー・ベースト・インタビューを行い合格して初めて働き始めることができます。
そのため、大学を卒業してからすぐに国連職員として働くことは不可能です。卒業する年に受けたとしても、1年から2年は待つ可能性があります。
また、募集内容ですが私は特に教育関係に関心があるのでそれに関係した仕事がしたいのですが、可能ですか。
教育関連のポストは国連事務局のYPPでは募集していなかったと記憶しています。詳しくは「国連のジョブネットワーク:どんな職種が国連に存在するのか」をご覧ください。
参考リンク>>「国連のジョブネットワーク:どんな職種が国連に存在するのか」
また、教育関連にご関心があるとのことですが、注意が必要です。
国際関係学の学歴ではご希望の教育関連の国連ポストに応募自体ができない、もしくは応募ができるポストが限定される可能性があります。なぜなら国連では、応募するポストに関連する学歴が必要だからです。関連する学歴ですが、応募ポストに応募可能な学歴が書いてあるので、そちらを実際に見ていただくことになります。
教育関連でのYPPであれば、UNESCOのYPPがあると思います。ただし、こちらは修士号が必須です。詳しくは「(まとめ)ヤング・プロフェッショナル・プログラム(YPP)を実施している国際機関一覧まとめ」をご覧ください。
また、UNICEFもNew and Emerging Talent Initiative (NETI)というYPPとは名前が違いますが、若手に向けた採用制度があります。ただし、修士号+5年の就業経験が必要です。
参考リンク >> 「(まとめ)ヤング・プロフェッショナル・プログラム(YPP)を実施している国際機関一覧まとめ」