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国連では多くの出会いと別れがあります

国連で働いているとわかるのですが、多くの出会いと別れが頻繁に訪れます。

新しいポジションを獲得して転勤をする人、契約が終了したために帰国する人、退職者などなど。

私もつい先週、仲良くなった人が国に帰ってしまいました。

 

特に最近は国連の人事制度の関係で、半年・1年・2年の短期契約の方が多いのでなおさらです。

インターンシップに至っては2ヶ月〜6ヶ月と制約があるので、頻繁にいろんな人が出入りします。

 

3年近くいますが、日本人の中では早くも古株?(中堅)

バンコクの国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)で勤めはじめて3年。今まで多くの方がバンコクからいなくなってしまいました。

仲良くしていた方も、新しいポジションを獲得しデンマークへ。他にもバングラディッシュ、スイス、日本、アメリカ、エジプトといろんな国に旅立たれます。

中には国連を離れて日本で別の道で働いている方もいます。

はじめてバンコクに来たときは、とても多くのことを教えて頂きました。

その土地のこと、自分が務めている国連のこと、将来のキャリアパスなど、いろんな話をして頂きました。

とても感謝の気持ちでいっぱいです。

来月から4年目にはいりますが、古株というと大げさかもしれませんが、長くバンコクに滞在しているうちの一人になってしまいました(ずっとバンコクに務めている方は本当に何年も働いています)。

今ではいろんな情報を私の方からシェアをする立場になりました。

 

出会いと別れが多いのは契約期間の関係?

私の働いている国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)には約600人ほど働いています。

ESCAPの建物の中には、UNDPUNEP、UNHABITAT、UNWOMEN、UNFPAUNOPS、ILOなど多くの国連機関の拠点となっています。

1000人以上はいる計算になります。

多くの人が出入りするのだろうと想像していただけると思いますが、おそらくインターンだけでも1年間に100人は出入りすると思いますし、スタッフの入れ替えも激しいです。

 

この記事の冒頭にも書きましたが、契約期間と関連してきます。

 

長い年月務めている方はPermanent契約といって、定年までの契約が保証されている制度がありますが、現在の若い世代の人たちは、終身雇用がありません。Fixed-term/Continueの契約が基本です。

この契約年数もそのポジションによりますが、半年・1年・2年と短い契約の場合もあります。

私もコンサルタントとして働いていたときは、年に二回は契約を更新していたのでとても煩わしさを感じていました。

契約更新頻度が高かったため、パーソナル・ヒストリー・プロファイル(別名PHP、国連ポストに応募する時の書類の形式)をそのたびに更新をしていました。

 

契約年数が少ないこともあり、多くの人が積極的に新たな仕事に応募をします。新たなところが決まると、拠点をその土地へと移します。もちろん同じ国・都市にとどまり続ける人もいますが、国外に拠点を移す人の方が多いように思います。

 

その時その時を大切に

これからも国連に身を置くかぎりは、何回もの出会いと別れがあることでしょう。

あまりにも頻繁に出会いと別れがあると、その喜びや悲しみが麻痺してくるような感じがします。

あまりそういった感覚に慣れないように、その時、その瞬間、出会いを大事にしていきたいなと思います。

 

国連で働くことに興味がある方

国連職員になるには」の記事にて、国連職員になるために必要な準備や知っておくべき情報等が網羅的に書かれています。

ぜひとも、どんなことを知る必要があるのか把握していただければと思います。

関連記事 >> 「国連職員になるには

 

以上「国連では多くの出会いと別れがあります」でした。

亀山 翔大
亀山 翔大
東京都出身。MBA。Project, Program, Portfolio Managementを専門。PMOとして働きつつ、イギリス大学院でサイバーセキュリティを学ぶ。前職である国連にて国連世界ICT戦略遂行、国連グローバルPMO推進。UN KUDOS! Award 2019優勝。プロジェクト(プログラム)マネジメント(PRINCE2/MSP)、サイバーセキュリティ(NIST CSF)等の資格を有する。 プロフィール詳細はこちら

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