2017年度JPOの3ポストの追加募集があります。
一年に一度JPOの募集が4月から5月にかけて行われます。多くの方はその時期を目標に準備しているのではないでしょうか。実は、この時期になるとJPOの追加募集がある場合があります。下記のように外務省国際機関人事センターでは、FacebookやTwitterを通じて積極的に日本人にとってチャンスになりそうなポストの募集を配信しています。
外務省国際機関人事センターでは,2017年度JPO派遣候補者選考試験の追加募集を実施します(応募締切:2月5日(月))。
詳細は,国際機関人事センターウェブサイトに掲載中の募集要項をご確認ください。… https://t.co/wt8dmmVySr
— 外務省 国際機関人事センター (@MOFAjinjicenter) 2018年1月17日
なお、こちらが昨年の募集です。
今回の追加ポストはUNDPの管理局のポスト二つにアラブ局のポスト一つです。
いずれもP2ポジション、勤務地はニューヨークです。それぞれのポジションの詳細は下記のリンクからご覧ください。
- Human Resources Analyst BMS/OHR(管理局人事部)
- Programme Analyst BMS/OFRM(管理局財務部)
- Regional Analyst, SDGs and Partnership Development RBAS(アラブ局)
応募資格
応募資格として下記を満たす必要があります。
- 2018年1月1日現在、35歳以下であること。
- 応募ポストが要求する分野においての修士号を有していること。
- 応募ポストが要求する分野において、2017年12月末までに2年以上の職務経験を有すること。
- 英語で職務遂行が可能であること。
- 日本国籍を有すること
- 将来国際機関で働く意思を有すること。
とあります。基本的にはJPOのポジションを通じて、国連での経験を積み、国連のポストを(外務省の制度ではなく)正式に取得することを目的としています。JPOとして働きながら、国連ポストを取得できるように努力しなければなりません。ただし、一度国連システム内に入ってしまえば、その後の選考で有利になるため(有利とはそもそも国連内部の情報を取得できるので、対策が取りやすいこと。また、国連での経験に対して書類選考で加点されることもあるため、外部の候補者よりも有利であると言えるでしょう。)、この制度は将来国連で働きたい人にとっては国連職員になれる可能性をあげることができる素晴らしい制度です。
応募方法
三点の書類を提出する必要があります。
TOEFL若しくはIELTSのスコアを持っていない人は、2018年の2月5日(月)の締め切りまでにスコアを取得して、提出しなければなりません。お急ぎください。
締め切り
2018年2月5日(月)外務省必着です。
電子媒体での提出の場合は同日23時59分(日本時間)必着です。
選考方法
今回のポストはUNDPのポストということもあり、UNDPが書類審査を行った上、書類審査通過者に対して、電話による面接試験が実施されるそうです。また、国際機関によるリファレンスチェックや、筆記試験等が実施される可能性もあります。
合格発表
審査は非常にスピーディです。
第一次審査、第二審査の合否通知予定時期が、それぞれ2018年2月中旬、3月中と予定されています。
着任時期
2018年4月〜7月着任の想定とのことです。
詳しくは外務省人事センターの応募要項をご覧ください。
最後に
外務省人事センターはメーリングリスト、Facebookページ、Twitterを通じて積極的に情報配信しています。中には国連職員になるためのガイダンスや、国連職員によるセミナー、今回のようなJPOのポスト募集、インターンシップに関する情報、上級ポジションの募集に関する情報等あり、特に日本に住んでいる方にとっては、大変有益な情報が得られると思います。
ぜひとも様々な情報を取得していただければと思います。
以上、「2017年度JPO選考の追加募集が開始しました」についてでした。