国際公務員の試験はとにかく制度の理解がとても重要です
この記事をご覧になる方は、国際公務員になりたい若しくは興味があるからリサーチをしたいと思っている方だと思います。
実際に国際公務員になるためには、とにかく試験制度の理解がとても重要です。
なぜなら国際公務員の試験制度はいくつかあり、それぞれ全然違うからです。
この記事では国際公務員になるために通らなければならない、国際公務員試験について詳細に解説して行きます。
あなたは誰?
私は国際連合事務局に4年勤めております。将来国連で働きたいと考えている方に向けて記事を書いています(今ま国連に関する記事だけで100記事以上!)。
国際機関や外務省の情報や、採用試験(受験する立場と採用する立場)の経験を元に執筆してきました。
外務副大臣はじめ、様々な国際機関に勤めている方々と情報交換し生の情報収集も行なっています。
今回の記事は国際機関や外務省の公式ドキュメントをベースに、適宜私の解説を加えています。
想定読者
- 国際公務員の試験について知りたい
- 国際公務員として働きたい
- 国際公務員試験対策をしたい
これらのことについて一つでも興味のある方のために書いてます!
この記事で期待できること
- 国際公務員になるための試験の種類を知ることができる
- 試験を受けるための「前提条件」を確認をすることができる
- 国際公務員になるため、どんな準備をすればいいのかがわかる
そもそも国際公務員とは
国際公務員とは「国際機関の職員」のことを指します。
国際機関は、様々な定義がありますが、ここでは国連システムの傘下にある機関であるとして話を進めて行きます。
国際公務員になるための試験は三種類あります。
国際公務員の試験は大きく分けて三種類
- ジュニア・プロフェッショナル・オフィサー(JPO)派遣制度
- ヤング・プロフェッショナル・プログラム(YPP)制度
- 空席公募
上記の三つの国際公務員試験を下記の順番で解説していきます。
- 3つの国際公務員試験の概要
- 3つの国際公務員試験の応募条件
- 3つの国際公務員試験の対策
3つの国際公務員試験の概要
国際公務員試験:ジュニア・プロフェッショナル・オフィサー(JPO)派遣制度の概要
国際公務員になるための登竜門的な制度です。
現在、日本人国際公務員の約60パーセントはこのJPO派遣制度を通して国際公務員になっています。
JPO派遣制度は外務省国際機関人事センターが実施しており、毎年一回行われ約60名ほど選ばれます。
この時の競争相手は日本人です。
その時の状況により、不定期でJPO追加募集があります。
どうして外務省が実施しているの?
この制度は外務省が国際機関にお金を払い、国際公務員として雇う形をとっています。
昨今は、国際機関はどこも予算が厳しく、人件費はバカになりません。
JPO派遣制度は、日本人国際公務員を増やしたい日本政府と、新たな労働力を無料で(若しくは本来の半額の人件費で)雇うことができる国際機関の思惑が一致したWin-Winの制度だと言えます。
国際機関に入る難易度は高いと言われているが、一旦中に入ってしまえばそのまま働き続ける可能性が格段に高まるため、外務省も力を入れている制度でもあります。
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国際公務員試験:ヤング・プロフェッショナル・プログラム(YPP)制度の概要
ヤング・プロフェッショナル・プログラム制度はJPO派遣制度とは違い、国際機関が主導でおこなう制度です。
この制度は国際機関によって、募集時期、募集条件、試験内容が違います。
例えば、国際連合事務局では、下記の通りになっています。
[st-mybox title=”ポイント” fontawesome=”fa-check-circle” color=”#FFD54F” bordercolor=”#FFD54F” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]
- 一年に一回募集(5〜7月)
- 募集職種は年によって異なる(2019年は経済情勢と情報システム技術)
- 32歳以下のみ
- 最低学歴は学士号以上
- 職務経験必要なし
この競争相手は世界中の候補者です。
合格率はJPO制度よりも低く難関です。
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国際公務員試験:空席公募の概要
最後はJPO派遣制度、YPP制度のように定期的に行われる制度ではなく、ポストで空席ができたら公募されます。
空席公募の応募倍率は約100〜250倍ほどです。
つまりはだいたい一つの公募ポストに対して100~250名ほどの人が応募します。
3つの国際公務員試験の応募条件
3つの国際公務員試験の概要- 3つの国際公務員試験の応募条件 ← ここ!
- 3つの国際公務員試験の対策
国際公務員試験:ジュニア・プロフェッショナル・オフィサー(JPO)派遣制度の応募条件
JPO派遣制度の応募条件は下記の通りです。
[st-mybox title=”ポイント” fontawesome=”fa-check-circle” color=”#FFD54F” bordercolor=”#FFD54F” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]
- 35歳以下であること
- 外務省が派遣取り決めを結んでいる国際機関の業務に関連する分野の修士号を取得していること(もしくは取得見込みであること)
- 外務省が派遣取り決めを結んでいる国際機関の業務に関連する分野で2年以上の職務経験を有すること
- 英語で職務遂行可能であること
この中で人によっては「修士号の取得」と「2年以上の職務経験」が難しいと感じる方もいるかもしれません。これには理由があります。
[st-mybox title=”注意ポイント” fontawesome=”fa-exclamation-circle” color=”#ef5350″ bordercolor=”#ef9a9a” bgcolor=”#ffebee” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]
- 国際機関はそもそも学歴社会です(あなたがどんなに実力があろうが、学歴がなければスタート地点にも立てません)
- 国際機関はその人の専門性を求めます(そのため、大学生上がりの社会人経験がない人は戦力にならないと考えます)
ほとんどの国際機関のポストは修士号が必要です(場合によっては学士号+2年の経験が修士号と同等と認められることがあります)。
そしてポストのレベルによって求められる職務経験年数が異なります。その最低限のレベル(アソシエイトレベル)が2年なので、JPO派遣制度でもアソシエイトレベルに合わせています。
国際公務員試験:ヤング・プロフェッショナル・プログラム(YPP)制度の応募条件
ヤング・プロフェッショナル・プログラム(YPP)は国際機関によって異なります。
下記の記事を一覧にまとめました。実際に応募したい場合は下記の記事より各機関の詳細をご覧ください。
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この機関の中にはYPPと呼ばず、違う名前で行なっていますが、利便性のためここでは一つにまとめ、詳細は省いています。
この表を見ると、
[st-mybox title=”ポイント” fontawesome=”fa-check-circle” color=”#FFD54F” bordercolor=”#FFD54F” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]- 学士号で受験できるのは3機関。
- 職務経験がなくても応募できる機関は3機関。
- その両方を満たしているのは、国際連合事務局のみです。
国際公務員試験:空席公募の応募条件
最後に空席公募です。
[st-mybox title=”注意ポイント” fontawesome=”fa-exclamation-circle” color=”#ef5350″ bordercolor=”#ef9a9a” bgcolor=”#ffebee” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]
ここでは国連事務局のランクを紹介します。
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国連事務局の場合
空席は様々な種類の職員を募集しています。職員の種類は大きく分けて5種類あります。
- インターナショナルスタッフ(P or Aboveスタッフ)
- フィールドスタッフ(Fスタッフ)
- ジェネラル・サービススタッフ(Gスタッフ)
- ナショナル・オフィサースタッフ(NOスタッフ)
- ボランティア・スタッフ(UNV)→ボランティアと書いてありますが、有給です
職員ではない契約形態もあります。
- インターナショナルコンサルタント
- ローカルコンサルタント
- インターナショナル・インディビジュアル・コントラクター(IICA)
- ローカル・インディビジュアル・コントラクター(LICA)
- インディビジュアル・コントラクター(ICA)
- インターン
機関によっては、このコンサルタントもインディビジュアル・コントラクターも合わせてコンサルタントと呼びます。
JPO派遣制度とYPP制度では、インターナショナル・スタッフのみが対象です。
難易度の目安は下記の通りになります(私の感覚値)。
[st-mybox title=”役職別難易度” fontawesome=”fa-check-circle” color=”#FFD54F” bordercolor=”#FFD54F” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]
P or Above スタッフ > UNV/Fスタッフ >= NOスタッフ > Gスタッフ
インターナショナル・コンサルタント >= IICA > ローカル・コンサルタント >= LICA > ICA >>> インターン
となります。
そして、下記がランクごとで必要な学歴と職務経験年数です。
役職(ランク) | 学歴 | 職歴 |
P or Aboveスタッフ | 修士 | 2年〜 |
Fスタッフ | 高卒 | 6年(F4)〜 |
Gスタッフ | 高卒 | 2年(G2)〜 |
NOスタッフ | 学士 | 2年〜 |
UNV | 修士 | 2年〜 |
3つの国際公務員試験の対策
3つの国際公務員試験の概要3つの国際公務員試験の応募条件- 3つの国際公務員試験の対策 ← ここ!
国際公務員試験:ジュニア・プロフェッショナル・オフィサー(JPO)派遣制度の試験対策
JPOの試験は主に3つあります。
試験の流れ
- 書類選考(2回)
- 論述 & 面接 → 応募コースによってここはスキップ
- 対象の国際機関と面接
英語スコアの提出
JPOでは英語のスコアを提出することが義務付けられています。
英語はTOEFLかIELTSのスコアが必須で、国連英検のスコアを提出してアピール可能です。
英語の合格者平均スコアの目安は年々上がっていますが、TOEFLで100/120点、IELTSで7.0が最低持っておきたいスコアです。
外務省国際機関人事センター面接
面接は、国際機関人事センターの方と、元(現役)国際機関職員が面接官で、いろんな角度から質問をされます(日本語と英語)。
自分の希望分野と提出書類の整合性をはじめとして、割と一般的な面接の質問なため、どれだけ自分がその希望ポストにふさわしいかをアピールできると良いかと思います。
国際機関との面接
国際機関の中で国連機関であればコンピテンシー面接(コンピテンシー・ベースと・インタビュー)が予想されます。
[st-mybox title=”ポイント” fontawesome=”fa-check-circle” color=”#FFD54F” bordercolor=”#FFD54F” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]
コンピテンシー面接の特徴は
- 聞かれる質問が95%予想できる(フォローアップ質問は除く)
- 質問の答え方が決まっている(CARL)
- 加点基準・減点基準が予めわかる
- 準備をすればするほど得点をあげられる可能性を高められる
詳しくは下記より
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国際公務員試験:ヤング・プロフェッショナル・プログラム(YPP)制度の試験対策
ヤング・プロフェッショナル・プログラム制度は、私が国連事務局に所属している関係で、国連事務局だけの解説となります。
試験の流れ
- 書類選考
- 第一次筆記試験
- 第二次筆記試験
- 面接試験
書類選考までは国によって選考通過人数が決まっています。
書類選考
書類選考では各国最大60名の人が通過できます。そのため、書類選考の時点では同じ日本人が競争相手になります。
その際の選考基準は下記の通りになります。
- 語学
- 学歴
- 職歴
学歴で学位が高いほど、職務経験が充実しているほど、語学力が高いほど書類選考を通過できる可能性が上がります。
[st-mybox title=”注意ポイント” fontawesome=”fa-exclamation-circle” color=”#ef5350″ bordercolor=”#ef9a9a” bgcolor=”#ffebee” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]
学歴を考慮に入れる場合。
博士号 > 修士号 > 学士号
職歴を考慮に入れる場合。
関連のある分野の仕事をどれだけ行っているのか。
語学力を考慮に入れる場合。
他の国連公用語がどれだけ話せるか。
といった基準で考慮に入れられると予想します。
日本人はそもそも応募者数が少ないはずなので、しっかりと書類を準備すれば、問題なく通過できると思います。
もし学歴や職歴がない方は、残りは語学力でしかアピールができないと思います。
ただし、語学力のアピールの方法は英語のスコア提出、もしくは他の国連公用語しかありません。
そのため、学生のうちからしっかりと語学力を伸ばし、場合によってはTOEFLやIELTSなどのスコアを取得しておきましょう。
筆記試験
オンライン試験となり、今年から2回行われることになり、試験内容は主に二つのパートで構成されています。
[st-mybox title=”ポイント” fontawesome=”fa-check-circle” color=”#FFD54F” bordercolor=”#FFD54F” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]パート1:the General Paper
この試験ではWritten Communicationや国際情勢でのコンテキストで働くのに必要不可欠な素養や能力をみる試験です。(例年、文章の要約問題であ利ましたが、この内容だけではまだわかりません)
パート2:the Specialized Paper
The Specialized Paperは二つの問題形式で構成されています。
- 試験分野における知識に関する選択式の問題。
- 自由記述で、試験分野に関する知識をみる問題。自由記述のため、いかにうまく構成した文章を用意することができるのかが求められます。
そして、これらの内容に対する対策です。
[st-mybox title=”ポイント” fontawesome=”fa-check-circle” color=”#FFD54F” bordercolor=”#FFD54F” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]
対策方法:
- Action Verbを使って英文を効果的にかけるようにする
- 要約問題は量と質の練習を効果的に行う
- 各科目はそれぞれの大学院レベルの教科書をおさらい
- 国連ポータルサイトでリーディングリストが発表されるので、しっかり目を通す
- 長時間の試験でも乗り越えられるように訓練
- パソコンのタイピング練習をしておく
- 他の人のYPP体験記をみて状況を想像できるようにする
これだけでは、実際にはわからない部分があると思います。
この部分に関しては、2019年の試験を例に対策を詳細にまとめていますので下記のページをご覧ください。
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面接対策:コンピテンシー面接(コンピテンシー・ベースト・インタビュー)
こちらはJPOでのコンピテンシー面接と同じ対策でできますので、こちらでは割愛します。
国際公務員試験:空席公募の試験対策
最後空席公募ですが、流れは下記の通りです。
- 書類選考
- (言語テスト)
- (筆記試験)
- (計量的心理テスト)
- (口頭プレゼンテーション)
- 対面/コール面接
この括弧の項目は機関によって、またポジションによってある時とない時があります。
書類選考
この書類選考はとても重要で、ここの部分がどれだけできるかで合格率が大きく変わってきます。
なぜなら90%の人は書類選考で落ちるからです。
- 基本情報(名前、国籍、性別、生年月日、連絡先など)
- レファレンス
- 言語
- 学歴
- 職歴
- 資格
- トレーニング
- 出版
- 学会発表
- (レジュメ(CV))
- カバーレター
書類選考では主に、これらの情報を提出します。機関によって、これにレジュメが追加で必要だったり、基本情報とレジュメのみで大丈夫な機関があります。
この中で書類選考で重要な要素は、
[st-mybox title=”ポイント” fontawesome=”fa-check-circle” color=”#FFD54F” bordercolor=”#FFD54F” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]- 言語
- 学歴
- 職歴
- 資格
が重要です。言語と学歴、職歴はなければ容赦なく落とされます。これは前述した通りです。
またポストによって特定の資格が必要な場合があります。
この書類対策に関しては、かなり大きなボリュームになりますので後日ご説明いたします。
「後日別記事で解説します」
言語試験
下記の3つの機関は言語試験があります。
[st-mybox title=”ポイント” fontawesome=”fa-check-circle” color=”#FFD54F” bordercolor=”#FFD54F” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]国際海事機関(IMO):BULATS試験(ケンブリッジ大学が作ったオンライン試験)
国連世界食糧計画(WFP):第二言語が試験される(英語はインタビューで試験が行われるため不要)
国連食糧農業機関(FAO):Gスタッフのみ
筆記試験
国連事務局のみ紹介します。6種類の筆記試験があり、ポジションによって異なります。
- 筆記試験(状況分析試験)
- ケーススタディ(プロジェクトマネジメント分析試験)
- プレゼンテーション試験
- シミュレーション・エクササイズ(スピードと正確性の試験)
- 技術的な試験(知識試験)
- エッセイ・エクササイズ(筆記コミュニケーション試験)
各試験の詳細は下記のリンクをご覧ください。
[st-card id=1615 label=”” name=”” bgcolor=”” color=”” readmore=”on”]
計量的心理テスト
これの試験が行われるのは主に、マネージャーポジションに応募した人が行われます。
[st-mybox title=”ポイント” fontawesome=”fa-check-circle” color=”#FFD54F” bordercolor=”#FFD54F” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]
計量心理テストを行なっている機関
国連開発計画(UNDP)
国際原子力機関(IAEA)
口頭プレゼンテーション
テーマが与えられ、1時間ほど準備を行う。その後口頭でプレゼンテーションをするというシンプルな試験
コンピテンシー面接
ここは同じくコンピテンシー面接となりますので、説明を割愛します。
国際公務員を目指す方へのおすすめ(今すぐできる3つのこと)
かなり多くの情報をこの記事に書きました。
特に初めて「国際公務員の試験」について制度を知った方は頭がパンクしてしまうほどの情報量だったかもしれません。
ただ、やることはとても単純です。3つのことをおすすめいたします。
- 情報収集をして、長期的な計画を立てる
- 国際機関でアピールできる資格を取得する
- インターンシップに応募できるようだったら応募する
今すぐできることその1: 情報収集をして国際公務員になるための長期的な計画を立てる
今回の記事で、最低限必要な学歴と職歴がわかったと思います。
そうすると、ある程度長期的な計画を立てなければなりません。
- どの分野で国際公務員になるか
- YPPを受けるのならば、どう勉強をするのか
- 大学院はどのタイミングで進むか
- どのタイミングで何の仕事につくか
大変ですよね。
ただ、これらのことを計画する上で、中途半端な情報収集だと様々な可能性を狭めてしまいます。
国際公務員になりたいのであれば、なるべく多くの情報を収集し、国際機関の活動や制度の理解をどんどん深めてください。
国際連合事務局の情報でよろしければ、私のサイトに多くの解説情報がありますので、なるべく多くのページを読み込んでいただければと思います。
書類対策、面接の具体的な対策方法、レジュメの質を高める方法など、将来国連で働きたい人に向けてなるべく役に立ちそうな記事を書いています。
[st-card id=1070 label=”” name=”” bgcolor=”” color=”” readmore=”on”]
今すぐできることその2: 国際機関でアピールできる資格を取得する
これは今すぐできます。
下記の記事に「国際機関でアピールできそうな資格一覧とおすすめの資格」を書いていますので、資格取得をしていただければと思います。
[st-mybox title=”ポイント” fontawesome=”fa-check-circle” color=”#FFD54F” bordercolor=”#FFD54F” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]
- 資格はコスパの高いアピール素材です。
- 短期間で取得できる
- 自分の技術力を証明できる
- ポストによって必須の資格がある
これらの理由で本当におすすめです。
[st-card id=2968 label=”” name=”” bgcolor=”” color=”” readmore=”on”]
今すぐできることその3: インターンシップに応募できるようだったら応募する
国際機関のことを理解するには、実際に体験するのが一番です。
ほとんどの国際機関ではインターンシップの募集をしています。
インターンシップの条件は下記の通りです。
- 大学院に所属していること(Second University degree or equivalent or higher)
- 大学に所属している場合は卒業年であること(minimum Bachelor’s level or equivalent)
- 大学を卒業していること。また、インターンシップを始める際に、卒業してから1年以内であること
[st-card id=355 label=”” name=”” bgcolor=”” color=”” readmore=”on”]
以上で解説は終わりますが、もし質問などありましたら、コメントや「みんなの質問箱」等でご投稿ください!