自分のやりたいことを見つける
こんにちは、この世の中には自分のやりたいことに対して不安を持つ方、そもそもやりたいことがわからない方がたくさんいると思います。
ここではわたしの今までの経験から一番有効だった、「自分の本当にやりたいことを発見する方法」を図解こみで説明させていただきます。誰もが知っている方法に一つ工夫するだけで、自分を見つけることにとても役に立ちますので、ぜひ最後まで読み、そして実践していただければと思います。
どうしてそんなに色んなことをやってこれたのですか?
わたしは今まで「劇団四季の俳優」、「IT会社のCTO(最高技術責任者)」、「国際連合の職員」とさまざまな仕事をしてきました。
それぞれあまりにも性質が違うので、色んな方に「どうして劇団四季から国連職員に?」と聞かれます。
たしかに多くの人からしたら、不思議に思うでしょうし、どうしてそんなキャリアチェンジができたのかと思うかと思います。それでも、わたしにとっては「一本の筋」があって、どれもちゃんとした理由で繋がっています。
今まで色んな出会いに恵まれてきましたが、一つ言えることは「自分のやりたいことを妥協せずにやってきた」ことにあると思います。
やりたいことが沢山あって、ひたすらやりたいことをやっている
わたしは昔から好奇心旺盛なのか、やりたいことがたくさんあります。あまりにもたくさんのことに興味を持って取り組み、しかも一つのことを長く続けるというよりかは、短く多くというタイプだったので親によく呆れられたものです。
別の言い方をすれば「熱しやすく冷めやすい」タイプでした。
その代わり一度興味を持ったら、自分が納得いくまで熱中しました。納得したら、別のことにすぐその興味の対象を移しました。「継続は力なり」はとてもわかるのですが、なかなかうまくいかないものです。最近ではその生き方にも慣れ「熱しやすく冷めやすい生き方」でもいいのかなと思うようになってきました。
自分のやりたいことがわからない
こんな生き方をしているものですから、「やりたいことがあっていいね」とか「そうやって熱中できるものがあって羨ましい」、「わたしは何をやりたいのかわからない」という声をよく聞きます。
色んなことに挑戦してきたこともあり、よく相談にのってきました。自分が何をやりたいのかわからない気持ち、自分を突き動かすものがなかなかわからない苦労はとてもよくわかります。
自分の進みたい道がわからない
自分のやりたいことがわからないことが理由で一番深刻に悩んでしまうのが、自分の進路です。
自分の将来どういう道を行くべきか。これってとても難しいことですよね。
やりたいことが決まっており、その熱意が強ければ強いほどブレることはないので、その人はまっすぐその道を進むことができます。でも、そう出ない人は、そもそもどの方向を見ればいいのか、とにかく歩いてみたらいいのか、一番親しい人や周りの人と一緒に歩けばいいのかなど考える
わたしもどの方向を向けばいいのかわからない時期がありました。最近は自分のやりたいことを見つける(言語化する)方法を見つけましたので、もし悩んでいる方がいましたらご参考になさってください。
自分のやりたいことや進みたい道を手っ取り早く見つける方法
「自分のやりたいことや進む道を見つける方法」は誰もが知っている方法にちょっと工夫を凝らすだけで簡単に見つけることができます。その方法は
「人生でやりたいこと100」をやってから「カテゴリー分け」をするという方法です。
手順はいたってシンプルです。
- 人生のやりたいこと100をやる
- そのやりたいことをカテゴリー分けする
- 自分の多い項目を見つける
- (難易度を書く)
少し時間がかかりますが、一度やって見ましょう。
「人生でやりたいこと100」
まずはノートでも、エクセルでも構いませんのでとにかく記録できるものを用意しましょう。ここではエクセルを使ってやってみます。
できれば一つのページか見開きで100個のやりたいことを書けるようにするといいと思います。
そして、箇条書きでもいいので、とにかく100個うめます。
この100個がなかなか大変です。大抵大きな目標や夢はかけると思いますが、100個も大きな夢はない方がほとんどです。このエクササイズのポイントは、自分のやりたいことが出なくなってからがとても重要です!
出なくなってきたら、自分がやりたいと思っていたことのレベルを下げましょう。本当に小さなことでも構いません。たとえば、「ご飯を食べたらすぐにテーブルを片付けるようにする」とか「職場で会う人にしっかりとあいさつする」、「起きたらすぐにベッドメイクをして綺麗な状態で家を出る」といった日常レベルのことでも構いません。
とにかく100個埋めます。最初は時間がかかるでしょう。綺麗ごとは書かなくて大丈夫です。誰も読まないので自分の欲望に忠実になりましょう。わたしはこの欲望に忠実になることはとても重要なことだと思っています。なぜならそこに自分のやりたいことのヒントが隠されているからです。人によっては食欲、独占欲、性欲などかもしれません。自分が普段人にはいえないけれども、隠し持ってきたやりたいことを書き、とにかく100個埋めましょう。わたしはこういう欲望がその人の原動力になると思っています。
もし埋めるのが難しい方のために一つコツをいうとするならば、実現が難しそうなものがあったら、それを細かくやれることを分けてみましょう。きっと多くのことをかけるようになるはずです。たとえば、お金持ちだったら、株を始めるですとか、不動産管理をしてみるなど多くの方法があると思います。一つの大きなことを細かく分ける(けれども最終目標は消さなくてもいいです)ことで具体性を持たせて行きましょう。
100個以上余裕で行く人の場合は、自分がかけるところまで書きましょう。
人生でやりたいこと100をカテゴリー分けして自分の熱量を知る
100個の入力、お疲れさまでした。このやりたいことリストを作る過程で、自分のことを知れたのではないでしょうか。ここからが本番です。
次にやるのがカテゴリー分けです。
今までランダムにとにかくやりたいことを羅列してきたかと思いますが、それを整理して行きます。よくブレインストーミングで使う方法ですね。
たとえば、趣味、勉学、仕事、パートナー、お金といった大きなカテゴリーを作って見ましょう。そして、どんどんその一つ一つのやりたいことにラベルをつけていきます。
たとえば、私の書いた上記を例にすると勉学に関すること、体調に関すること、資産、国、趣味と言ったカテゴリーをラベリングしています。
このカテゴリーは自分がわかればいいので、どのようにカテゴリーわけしてもかまいません。(私は大抵一つか二つにしています)
カテゴリー分けしたら、各カテゴリーいくつの項目があるのか数えてみましょう。それがあなたのその物事に対する熱量です。これが現時点であなたが本当にやりたいことです。
自分の熱量のある分野ほど多くのことを書いている方が多いと思います。
難易度分けして簡単に達成できることから取り組む
最後に、項目ごとに自分の難易度を分けてみます。
難易度の低いものはすぐにでも始められるものが多いと思います。たとえば、私はデータサイエンスを学びたいと考えていますが、別に大学院にいかなくてもオンライン講座を利用したり、本を購入して勉強を始めることができます。
オーストラリアの大学院に行くとなると、それなりに準備が必要なので相応の準備が必要です。それでもしっかり準備をすれば実現可能なので、わたしからすると難易度は中です。それからお金もちと書いていますが、これは文句なく難易度が高くなります。戦略的にやらなきゃいけないですし、そもそも実現可能かもわからないので高で設定しています。
なお、この難易度はその個人の主観によるものです。人によっては海外の大学院に行くことは難易度高かも知れません。自分の感覚で決めて記入します。
難易度分けをしたら、ぜひ簡単に実現できそうなことから始めていきましょう。自分がやりたいと思ったことを達成すると、とても気持ちがいいと思います。
時間が経ったらもう一度やりたいこと100リストをつくる
この方法をわたしはとても気に入っています。なぜなら、いつでもこの方法を使って自分のやりたいことを客観的に確認んすることができるからです。
100個もやりたいことリストを書くと、少し時間が立つと割と多くのことを達成していることに気づくでしょう。意外とやりたいことをやるのは簡単なんです。
そして、一つ強調をしたいのがやりたいことを達成して行くと自然とさらにやりたいことが見つかります。これはいつも不思議に思うことです。きっとやりたいことを達成したことで、新たな余裕ができて、その余裕から自分のやりたいことが湧き上がってくるのかもしれません。
わたしは自分の今後の進路を考えるときに、この方法を使ってまずは自分のやりたいことやその感情、欲望を確かめます。
やりたいことを見つけるということは、素直になるということなんですよね。中にはこれを行うことでやり残した禍根、トラウマなどあるかもしれません。そういったことを言語化してみてください。無理に絞り出す必要はありませんが、余裕があれば書いてみてください。
こういった方法を使って自分のやりたいことを見つかる人が一人でも増えれば幸いです。
国連に関する記事を書いています。
わたしは国連職員になりたい人に向けた情報配信をしています。もし、この読者で国連職員になりたい人がいましたら、ぜひとも「国連職員になるには」の記事をご覧ください。また、そういった将来を目指している人にもこのブログを紹介していただければ嬉しいです。
関連 >> 「国連職員になるには」
以上、「自分の本当にやりたいことを見つける方法。劇団四季から国連にいった著者のやり方。」でした。