国連職員になる上での一つの壁は大学院に行くこと
世の中には「国連職員になりたい」と一度でも思ったことのある人はかなり多く存在します。そんな人にとって一つの大きな壁は「修士号」を取得することだと思います。
修士号をとるにしても多くのお金と時間を費やさなければなりません。この記事は時間はともかく、お金は「この世の中にある制度を利用すればどうにかなるのではないか」ということを提起するための記事です。
もし、「国連職員になりたいけど、どんなことをしたらいいのかわからない」という方がいましたら、こちらの「国連職員になるには」の記事もご覧ください。
関連記事 >> 「国連職員になるには」
国連の同僚がオーストラリアの大学院情報を持ってきた
国連で働いていると、同じ課のタイ人の同僚が僕の机を訪ねてきて、ある耳寄り情報を聞かせてくれた。
「翔大、オーストラリアのメルボルン大学って知ってる?ここの奨学金がとにかくいいのよ。学費が100%免除されるだけじゃなくって、生活費や渡航費等もサポートされるんだよ。次の修士号や博士号をとる際に参考にしたらどう??」
その時にはあまり気に留めてなかったのですが、周りに次の修士号や博士号どうしようーという会話やオーストラリアに行くんだけどーという話を聞いているうちに、この同僚の言葉を思い出しました。
そして改めてウェブサイトを見てみると、あまりの待遇の良さに驚きました。そして、Twitterに投稿したところ多くの方にリツイート・いいねをして頂きました。
メルボルン大学の奨学金
その反響のあったツイッターの投稿がこちらです。
【海外で学位(学士・修士・博士)をとりたい方】
学費等100%免除に加え最高11万AUD(約900万円相当)が支給されます。オーストラリアのメルボルン大学。この奨学金は学士から博士課程まで、全学部対象です(すごい)。じっくり腰を据えて勉学したい方はいかがでしょうか。 https://t.co/ylevCPWaXc pic.twitter.com/12caCvm7Ty
— 亀山 翔大@ unjob.siteを開発しました (@shotactor) March 18, 2018
※学士と書いてありますが、学士は入っておりません。他の奨学金とこの時は混同しておりました。
ポイントは
- 学費100%免除
- 最大11万AUD(約900万円相当)の支給
とかなり手厚い内容です。金額のインパクトもあり、多くの方に拡散されました。
メルボルン大学の奨学金 >> https://scholarships.unimelb.edu.au/awards/graduate-research-scholarships
クイーンズランド大学の奨学金
@econtanakaさんに上記のツイートに学士は含まれていないことを指摘して頂いた時に、ご自身の博士課程の奨学金についてアピールされておりました。このタイミングでメルボルン大学の他にクイーンズランド大学の奨学金を知りました。
うちの経済学部の博士課程は、学費等100%免除に加え、生活費5年で総額15万AUD(約1200万円相当)支給ですよ。メルボルンより家賃安いですよ。(メルボルンに対抗意識あり)https://t.co/iMl7q0kepO
— Satoshi Tanaka (@econtanaka) March 20, 2018
ポイントは
- 学費100%免除
- 生活費5年間で総額15万AUD(約1200万円相当)支給
ととにかく太っ腹です。メルボルンよりも家賃が安いとのことでとにかくお得感がありそうです。
クイーンズランド大学奨学金 >> http://www.uq.edu.au/economics/documents/PhD_Scholarships_Flyer.pdf
エンデバー奨学金
この後、さらにエンデバー奨学金なるものを知りました。この奨学金は、修士号で学費も含めて最大合計1146万円相当、博士で最大2223万円の金額が給付される奨学金です。
【海外で学位をとりたい方ー第2弾】
ご紹介いただいた、すごいオーストラリア奨学金のシェアです。修士で最大「1146万円相当」、博士で最大「2223万円相当」の金額が「給付」されます。
内訳は、旅費、月額給付金、設立手当(移住初期費用的なやつ)、健康保険、旅行保険、学費等。手厚い補助ですね pic.twitter.com/mzDg0kdpkh
— 亀山 翔大@ unjob.siteを開発しました (@shotactor) March 27, 2018
ポイントは
- 権威ある奨学金であること
- 修士号で最大合計1146万円相当給付されること
- 博士号で最大合計2223万円相当給付されること
- その内訳として学費、旅費、月額給付金、健康保険、旅行手当、旅行保険等が含まれていること
が挙げられます。
その他にもこのような情報があります
その1:オバマ財団奨学金
ツイッターの反響があったタイミングで、@gijigaeさんに下記のようにオバマ財団の奨学金をご紹介いただきました。
留学を真剣に考えている方は奨学金制度が使えるように勉強に励むのも良いと思います。例えば、オバマ財団の奨学金(👉https://t.co/AzT8mM5rPx )ですと授業料はもちろん、月々の生活費に加え、教材購入まで全てカバーしてくれます。全額支給でなくても、目標とする学校の奨学金制度は要チェックです。 https://t.co/TOYdZxJ7az
— Sangmin Ahn (@gijigae) March 20, 2018
オバマ財団の奨学金 >> https://harris.uchicago.edu/obama-scholars/scholarship
その2:給付型の奨学金3選
給付型の奨学金を「全額支給留学プログラム等の制度を3つ紹介」の記事にて紹介しています。こちらも是非ともご覧ください。
関連記事 >> 「全額支給留学プログラム等の制度を3つ紹介」
その3:そもそもドイツの大学院は無償?
こちらの@akihiroyasui_さんの「ドイツ留学を全力で勧める理由1: “授業料無償”で変わる7つの大学生活」記事で紹介しているように、ドイツではそもそも授業料が無償であるようです。授業料を払うための金額を生活費等に回せますね!
関連リンク >> 「ドイツ留学を全力で勧める理由1: “授業料無償”で変わる7つの大学生活」
他にも大学院の進学に役立つこんな情報あるよ!というのがあれば是非ともお知らせください
世の中には、多くの方がお金を理由に修士号を諦めた方がいると思います。こんな奨学金があれば、自分も大学院に行ったのにという方もたくさんいると思います。もっと熱意があって、調べれば奨学金の情報なんていくらでも出てくるはずだから、そんなのただの怠慢だ、という厳しい意見もあるかも知れません。
そもそもそこまで待遇の良い奨学金があるなぞ夢に思っていない人もいると思います。そんな方々のためにも、何か少しでも役に立つような情報があれば、是非とも@shotactorまでお知らせください。
例えば、
- こんないい奨学金があるよ!
- ここの大学院はそもそも学費が安い(無償だ)よ!
- 学費は払うし、奨学金もないけど、◯◯◯な特徴があるよ
と言った情報を是非教えてください。
国連に興味を持っている方は
国連で将来的に働きたいと考えている方は「国連職員になるには」の記事をご覧ください。特に国連職員になりたいけど、何を知るべきかわからないという方に向けて書いています。
関連記事 >> 「国連職員になるには」
他にも様々な記事を書いていますので、このブログ内にあるコンテンツに色々目を通していただければと思います。
以上「オーストラリアの奨学金を調べてみると待遇の良さに驚いた(1000万円以上の給付も)」でした。