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3ヶ月でTOEIC試験の得点を100点以上あげた時の話

短期間で得点を伸ばすには

日本では英語がなくても生きていくことができますが、何かと英語のスコアが必要になる時ってあると思います。受験、履歴書提出、昇進のために英語の試験等々。また、海外の大学院受験、国際連合のスタッフになるための登竜門でもあるJPOプログラム等では英語のスコアを提出するように課せられています。僕は、一時期「英語勉強法マニア」でした笑。今回はTOEICではありますが、英語勉強法マニアだった時に有効だった、「短期間で各種試験の点数を実際に伸ばした方法」を紹介します。

能力獲得のポイントは1,000時間と10,000時間

ある程度の能力を獲得するためには1,000時間の学習、またプロとして(職業として)その能力を使うためには10000時間の学習時間が必要と言われています。ただし、3か月で1,000時間、または10,000時間は無理です。ただし、1年間で1,000時間は頑張れば可能です。1年間で1,000時間は1日あたり約3時間です

短期間で学習するためのポイントは1日3時間

1日3時間は生徒ならまだしも、社会人含めて多くの人にとってかなりきつい数字でしょう。ただ、目標を決めて短期間で結果を出したい時は必ず毎日3時間学習するように心がけるのが重要です。3ヶ月で270時間を勉強しきるという覚悟が必要です。その為には、自分の生活の仕方を工夫しなければ達成できません。そして、言語を学習するときの僕が思う大事だと思う点を挙げていきます。

とにかく隙間時間を見つける

まずは、1日3時間学習する為には隙間時間を見つけて有効活用する必要があります。例えば、隙間時間は本気でやろうとすれば下記の時間を有効に使えます。

  • 目覚まし
  • 朝食中
  • 歯磨き中
  • 通勤(通学)
  • 休憩中
  • ちょっと移動する合間
  • お風呂中
  • 帰ってきてから1時間ほど

朝食中や歯磨き中なんて勉強できるの?

いかに時間を捻出するかで変わってきます。人によっては隙間時間もないぐらい忙しい人がいるかもしれませんが、ストイックにやる場合どんなにちょっとの時間も見逃せません。ただ、ふとこんなことを思った方がいると思います。

「朝食中や歯磨き中なんて勉強できるの?」

できます。机に座っている勉強するだけが勉強ではありません。立ちながらでも、何かをしている最中でもリスニングに時間を割けば机に座らないで仕事をする時間を見つけることができます。いわゆる英語のシャワーを浴び続ける環境を作ります。

リスニングに多くの時間を割く

僕が実践した方法はとにかくリスニングに時間を割くことでした。リスニングに時間をかけることによって、「リスニング」と「リーディング」の二つの勉強を同時にすることができます。二つの勉強を同時にできるということに気づいてから、僕はリスニングと英単語にだけ集中することにしました。時間配分はリスニングと英単語で8:2の割合になるようにしました。グラマーは無視しました。

実践したリスニングの学習方法

主にリスニングでは三つの学習方法で勉強しました。リスニングの学習に幾つかの方法を使ったのは単純で、自分が飽きないためです。さすがに毎日3時間勉強していると飽きてしまいます。飽きさせない工夫をどこかでしないと、学習意欲が持ちません。何としても楽しく勉強するんだという心意気も必要になってくる場合もあるでしょう。

多聴と精聴

リスニングはとにかく沢山聴くのが重要ですが、聴き方に二通りあります。多聴と精聴です。多聴は止めずに聴き続けること。例えば、英語のラジオを聴くなどはこれにあたるでしょう。一方、精聴は一字一句聴き逃さないように、完璧に理解するまで同じ箇所を聴き続けることです。録音した(もしくはされた)英語教材を何度も何度も繰り返し聴くこと。文章のわからない単語や文法も適宜調べます。精聴の方法で僕が好きだった方法は二種類です。

シャドーイング

シャドーイングは耳から聴いた言葉をそのまま口に発するリスニング方法です。よく子供が人の言っていることをそのまま真似て喋って遊びますが、それです。このシャドーイングは奥が深くて、自分が苦手な箇所がすぐにわかります。自分が慣れてない言い回し、単語、わからない文法等々、ゆっくり読めばわかるようなものでも、自分が完全に入っていないものは口に出せないようです。僕がシャドーイングで非常にためになった教材は以下の教材です。入門編と書かれていますが、中・上級者向けです。確かプロの翻訳家が確立した学習法だったと思います。高校生の時にヒーヒー言いながら勉強していました。今は大分マシになったと思いますが、この本をまた買ってやってみようかしら・・・

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ディクテーション

耳で聞いた英語を一字一句紙に書いていく方法です。もし、聞き取れなければもう一度巻き戻して繰り返します。自分でこれ以上聞き取れないというところまできたら、答え合わせをする。これを繰り返します。意外と聞き逃す単語があったりします。

実際に使った教材

リスニングのオススメの教材は1000時間ヒアリングマラソンです。読んで字が如くですが、とにかく1年間で1000時間聴くための教材です。1000時間はとても大変なのですが、飽きないための勉強法や時間の捻出の仕方など、様々な工夫が詰まっています。僕は強制的にやる環境を作らないと勉強できない性格でしたので、これで追い込みました笑。

1000時間ヒアリングマラソン

効果が出る目安は3ヶ月

リスニングは効果が出るのが遅いと思っています。ただ、毎日のように続けていると、いきなり「あ、一気に聴けるようになった」と思う瞬間が必ずきます。一つ階段を上ると、さらに英語の情報量が増えます。同じ文章を聴いているのに情報量が上がったと感じます。それは何とも言えない気持ち良い経験ですので、とにかくもがきましょう。

単語を本気で覚える

リスニングである程度の効果が実感できるまである程度時間がかかります。なので、これはとにかく毎日聴きまくるしかないです。ただし、英単語に関しては即効性があります。とにかく覚えて覚えて覚えまくるのです笑

目標は一週間に200単語

僕の当時の目標は一週間で200単語でした。大体1日30単語弱でしょうか。単語帳を使ってとにかく覚えまくります。大学受験時の予備校の先生が教えてくれたことを今でも覚えてるのですが、暗記をする際にバローメータがあります。

覚えているかどうかは2秒で判断

2秒経って意味が思い出せない単語は「覚えていない」とほぼ同義と思って勉強すると少ない時間で大きな効果を上げることができます。何か単語帳を買いましょう。例えば、ここら辺の教材を僕は使っていました。

 

三段階 + 2秒の単語暗記

単語を暗記する際に、ペンを用意します。そして、「2秒」で単語の意味を言えるかどうか判断して、◯△Xをつけます。最初の30~40個に印をつけたら、△とXのものを重点的に覚えます。2秒見て・覚えて・2秒見て・覚えてを繰り返します。僕は書きなぐった方が覚えやすいタチだったので、几帳面に◯△Xをつけるよりかは、汚くてもいいからとにかくスピード勝負で覚えるようにしました。次の日、同じところプラス、新しい30~40個を覚えていきます。同じところで、Xで新たに2秒で意味がわかったら、Xを△に、△で意味がすぐにわかったら◯にします。そして、そのページの単語が全部◯になるまでそれを繰り返します。「2秒考える、2秒答え合わせ」で1単語できますので、1分で15単語勉強できます。5分で75単語です。この方法でを使って、多い時には一週間で1000単語覚えました

番外編:過去問になれる

上記はどちらかというと、自分の英語の基礎力を上げる英語の学習方法です。僕は上記の方法で3か月でTOEIC100点伸ばしました。ただ、本当は一番試験の点数に直結しやすい方法はとてもシンプルです。過去問を解くのが一番得点に直結します。過去問の解き方にも何種類かあると思っているのですが、ここで思うのは二つのことです。

多と精

多聴と精聴ではないですが、「テストを沢山解くと言う方法」(多)と、「テストを完全にわかるまで同じ問題を解き続ける」(精)の方法がいいと思います。この二つをどれぐらいのバランスで行うか、(僕は2:1ぐらいのバランスで行うのがいいと思いますが)はその人に合わせて行えればいいのかなと思います。

自分の勉強法の確立を

僕の周りには頭のいい人が沢山いて、いつもコンプレックスを感じていました。僕は天才ではないことはわかりきっていたことですし、物覚えもよくありません。努力でカバーするしかない人間す。勉強をするにあたって、自分の勉強方法を確立できるといいのかなと思います。このやり方は合ってそうだなと自分の勉強方法が確立できたら、とにかくその方法でやり続ける。とにかく時間を捻出してやりきる、これがポイントです。根性論みたいな記事になってしまいましたが、ここで紹介した英語の学習方法が皆さんの役に立つと嬉しいです。そして、僕ももう一度自分の学習方法を利用して、もっといいスコアが取れるように頑張りたいと思います。

亀山 翔大
亀山 翔大
東京都出身。MBA。Project, Program, Portfolio Managementを専門。PMOとして働きつつ、イギリス大学院でサイバーセキュリティを学ぶ。前職である国連にて国連世界ICT戦略遂行、国連グローバルPMO推進。UN KUDOS! Award 2019優勝。プロジェクト(プログラム)マネジメント(PRINCE2/MSP)、サイバーセキュリティ(NIST CSF)等の資格を有する。 プロフィール詳細はこちら

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